『一瞬の永遠』

久しぶりにペン入れた(死)  
 
 
 やけに静かだと思ったら。
 
「ウインディ」
「……んー」
「こら、寝るならベッド行け。俺の膝じゃ充電できないぞ」
「……」
「テール痛むぞ、このままだと」
「……」
 
 いきなりひとを引っ張り出したかと思えば。
 膝枕なんて、誰に聞いてきたんだか。……まあ、だいたい見当はつくが。
 に、しても。
 なにも寝るところまで人間と同じにしなくてもいいんじゃないだろうか。
 
 そんなことを思って、ため息ひとつ。
 視線を落としてみれば、子供のような無邪気な寝顔。
 
 動くのをやめて、そっと頭に触れてみる。
 黄金いろの、風に。
 
 
 お前は、風だから。
 リーグを、俺たちの魂を熱く燃え立たせる、輝ける疾風。
 
 今はすこし、休んでいるだけ。
 いつかは、走り出していく風。
 お前の居場所は、こんなちいさなところじゃない。
 
 そう、今だけ。
 
 ……だから、今だけは……。
 
 
 
「……マグナム……」
 
 不意に、呼ばれた。
「どうした……?」
 覗いた顔はまだまだ寝ていて。
 
 と。乗せたままの手を、きゅっと握られた。
 
 
「ずっと……だからな……」
 
 
 こたえられない。こたえられない。……けれど。
 
 嬉しいと、思ってしまうことだけは、許されるだろうか……。
 
 
 

 

fin.


らぶらぶじゃなくて切な系になってしまった……(苦笑)
てゆーか、どっちかわかんないかも。
いいいちおう、ウインディ×マグナムでしゅ、香神、てへ(死)

玄関のカウンタ、7000番を踏んでくれたさくら様(ごめんなさい、漢字覚えられない(^^;;)に。

2001.6.16

CG全下げしたときにここに貼ってたの忘れてたorz
絵はぶっちゃけ黒歴史になりそうなんですが、一応キリ番だったのでこれだけ復活。

2009.04.18